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おい騒動

僕は緑茶が大好きです。特に濃ければ濃いほど、苦ければ苦いほど好きです。濃く苦い食べ物と甘ったるい食べ物という組み合わせも大好物で、エスプレッソとチョコレート、緑茶とお団子とか最高です。

そんな全僕の中で勃発している濃い苦い戦争ですが、飲料業界、特に緑茶業界でも発生しているようです。

各社が、こぞって濃くしたり濁らせたり、プロに選ばせたり選ばせなかったり、様々な戦略で濃い苦いをアピールしています。

 

そして今日、僕はある緑茶と出会いました。

出会った日自体はずいぶん前だとは思いますが、しっかりソイツを認識したのは今日です。

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まず僕は緑茶を選ぶ際に「濃そう」なのを選ぶので、メインカラーで判断しました。

濃いです。

 

さらにパッケージをよく見てみると、心惹かれるワードに気が付きました。

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シンプルに2倍と言い切っているところが清々しいです。元の量を知らない人にも、わかりやすく濃くなった感を演出しています。

 

しかも良く考えてみると、この「健康カテキン2倍」、ペットボトル容量(500または600ml)が変わっていないことを考慮すると、とんでもなく恐ろしい代物です。

 

なぜなら、

例えば、僕が明日突然見た目はなにも変わっていないのに、こんなことを言い出したとしましょう。

 

「昨日より体重が2倍になりましたよ」

 

確実になんらかの人体実験を行っています。

昨日までは65kgだった僕が、突然なんの見た目の変化もなく130kgになったのですから。

 

少しわかりにくいでしょうか。

では明日突然

 

「昨日より身長が2倍になりましたよ」

 

と言われたらどうお感じでしょうか。

要約すると174cmが348cmになっているわけです。ちなみに見た目は一切変わっておりません。

 

サイコパスは僕かあなたかどちらでしょうか。

 

 

しかし、その現象が実際「伊藤園 濃い茶 お~いお茶」には起こっているのです。これでどれだけ本商品が濃いかはわかっていただけたと思いますが、そんなことが言いたかったんじゃございません。

 

先ほどのパッケージ下部をご覧ください。

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Oi Ocha

 

僕は日本人ですから、なんとなく言いたいことはわかります。お~いお茶ですね。

ただ字面だけ見ると、また海外の方が素直に読めば「おい!お茶」になってしまわないかとヒヤヒヤしているわけです。本商品が勝手にヒヤヒヤするのはおいしく飲めるので問題ありませんが、おい!お茶は問題です。

おい!○○と聞くとあの有名な指名手配書を思い浮かべてしまいますし、やはり高圧的な印象を受けます。な

のでこの部分は、そんなに真正直に言わずに、Hey!Ochaくらいでいいのではないでしょうか。

 

ここまで書いてきて急に自身が無くなってきたので、調べてみたところ、イギリスではHey!の感覚でOi!!!と言うそうです。

さすが日本を代表する緑茶製造メーカーですね。大英帝国代表の紅茶と肩を並べるつもりか、イギリス英語で勇猛果敢に勝負を挑んでいました。

伊藤園は偉大です。