:

アラモス・ピノ・ノワール【Algentina,Mendoza】ALAMOS PINOT NOIR 2014

    記念すべき一発目の紹介だが、何か思い入れがあったわけでもなく、ただ先週飲んだ、というだけの話。ワインの記録は、ノートやらアプリやらでちょくちょく付けてきたのだが、項目をポチっと選んだり、評価表に点数をつけたりするだけでは何とも味気ない

    これからは、いちからブドウの品種について勉強したり、造られた土地の気候や酒造所などの情報も調べながら、しっかりと記憶に残るテイスティングのサポートのため綴っていきたいと思う。

 

    本来ならばまずは【ワインの基礎知識】的な記事を投下するのが基本だろうが、当ブログでは完全に無視。この記事内で、少しずつ得た知識を自身の備忘録代わりに書くので、ちゃんとした事実としての情報が知りたい方は、専門書や専門の情報サイトを参照されるとよろしい。

というか知識のある方、間違っていたら教えてほしい。

 

    ラベル(エチケット)には一定のセオリーがあるが、地域や生産者ごとに違いはあるので、無理にルールを覚える必要は無い。大事なのは雰囲気&雰囲気。Don’t think.Just feel.だ。(ブドウの品種や飲んだワインの名前を少しずつ覚えるくらいで良い

 

今回飲んだワインで紹介しよう。


f:id:tsurezurenarumama:20190225215306j:image

f:id:tsurezurenarumama:20190225215325j:image

 

    表ラベルの一番上【ALAMOS/アラモス】これがこのワインの名前銘柄)である。ワインにとって名前とはブランドだ。ルイ・ヴィトンとかエルメスだと思っていい。

    その下の【CATENA/カテナ】は、ワイナリー名だ。ちなみにカテナ社は100年以上の歴史を誇るアルゼンチン最大級のワイナリー。

   真ん中の【PINOT NOIR/ピノ・ノワール】これはブドウの品種である。

    その下【2014】は、もちろん2014本しか作っていません、ということではない。2014人がこのワインの醸造のため犠牲になりました。ということでもない。実際には2014回の落下試験で瓶の耐久性を確かめました。という格付けでもないし、100点満点中2014点!テヘペロというオーナーのお茶目なおふざけでもない。

    最後にラベル下部【MENDOZA ARGENTINA】は産地である。この場合アルゼンチンのメンドーサ州で造られたことを示す。

 

    続いて裏ラベル。

    やはり一番注目して欲しいのは、日本語で書かれた注意書き。

飲酒は20歳になってから 妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。

    この部分。ワインによってはこんなに丁寧に日本語で注意書きなぞ書かれていないことも多いが、しっかり肝に銘じておくように。

 

    あと見逃してはいけないのは下部にある四方に矢印が拡がっているマーク。

f:id:tsurezurenarumama:20190225220508j:image

    これが記載されている瓶は、飲み切った後適切な処理をせず放置しておくと毎日倍々に瓶が巨大化する特殊なSCPである。

SCP財団 - Wikipedia

    …このままのテンションでいくと本当に意味が解らなくなるので、軌道修正すると、裏ラベルはちょっとよくわからない

    とりあえず、アルコール度数くらいは把握しておくと良い。この場合下部の【13.5%】というのが度数だ。

 

 

    さて、ワインといえばフランスやイタリアやスペイン、南米ではチリというイメージが強いかもしれないが、直近5年くらいのアルゼンチンのワイン生産量を調べてみると、チリや南アフリカ、ドイツ、ポルトガルを抑え堂々の6位。

    そして、今回飲んだワインの産地【MENDOZA/メンドーサ州】はアルゼンチン中西部、アンデス山脈の東側に広がる国内最大のワイン生産地らしい。地理的に標高が高く、冷涼かつ日照時間の長い好条件がアルゼンチンのワイン生産を支えている。マルベック種の葡萄で造られたワインは、アルゼンチンワインと呼ばれ、愛好家の間では有名(一本も飲んだことない)。

 

    しかし、今回はマルベック種ではなく【ピノ・ノワール種】単一で造られたワイン。ピノ・ノワールといえば、ワインが好きでない方も一度は聞いたことがあるであろう「ロマネ・コンティ」というワインの原料である。

   

    グラスに注いだ瞬間に気づくが、本種の特徴は薄い色合いと、軽い口当たり。赤ワインのタンニン(渋み)が苦手という方には断然ピノ・ノワール種のワインがおすすめだ。

 

    ALAMOSのピノ・ノワールも同様に、フレッシュでフルーティーな味わいがある。

    一方、グラスを回して空気と触れ合わせると、控えめな香りが一気に個性を放ち、種々のベリー(何かはわからない)の複雑な香り(表現はできない)の後に、スパイシーな香り(全然特定できない)がフワッと香ってくる。こちらも、特に尖ったものではないので、飲みやすいのと同時に、飲み応えが欲しい人も一定満足させる一本だった。

 

    本当はここで、色合いや透明度を記録するため、写メの1枚や2枚載せるべきなのだが、美味しすぎて忘れてしまった。反省。

 

 

    なんといっても本製品が魅力なのは、一本あたり2,000円未満というコスパの良さ。残念ながら、一日で一気飲みしてしまったので、二日目、三日目の飲み比べはできなかったが、次に出会ったときはもう少しじっくり飲んでみたい。

 

総合指数:3.5

価格帯:2,000円未満

食べ合わせた料理:ステーキ丼、牛肉のバルサミコソース

 

 

    最後にワイナリーの紹介だけしておきたい。

    ALAMOSはワイナリー大手カテナ社セカンドワインとしてうちだしたシリーズのひとつ。セカンドワインといっても、決して品質が劣るわけではなく、最上級・最高品質(最高価格)のファーストラベルのワインではないよ、くらいのニュアンスなので、実際には高品質かつ価格も手ごろなワインも多く、我々のような下々の酒好きにはオススメ。

 

    ALAMOSの製造責任者ルシアさんは、40年以上にわたり代々ブドウ畑を世話してきた一家で育ち、メンドーサ州の醸造専門の大学ドン・ボスコで学んだ後、2016年からALAMOSの責任者に就任する。メンドーサ州のワインは、高地特有の澄んだ空気で育ったブドウと、アンデスのミネラル豊富な雪融水で造られた高品質のワインらしいので、これからもチェックしていきたい。

 

 

    まあなんの形も決まっておらずぐだぐだな感じだが、だいたい書きたいことはこんなもん。少しずつおふざけを無くして、らしさを出しながら精進したい。

では。