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人がいないときにも定期的に水が流れます

この世で一番優しいメッセージを見つけました。トイレでぷ~んとほっこり、ツ~ンとほんのり温かくなりました。

 

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この注意書きは男子トイレの小便器でよく見かけるものですが、とても愛に満ちた、世界平和へと繋がる無限のエネルギーを秘めたメッセージなのではないでしょうか。

 

男性なら経験したことがあると思いますが、洋便器に座っているときに、小便器からジャーっと水の流れる音が聞こえ、おっ誰かおしっこしてるんだな、と思って出てみたら誰もいなくてびっくりしたことはないでしょうか。

 

僕は、昔、うんちをした後トイレで誰かに会うのが嫌で、誰かがおしっこしていると勘違いして、しばらく外に出れなかったことがあります。15分くらいたって再び、小便器6台くらいが一斉に水を吐き出してから、ようやく騙された!と思って部屋を出たのは臭い思い出です。さらに出たと同時くらいに、トイレに入ってきた人と鉢合わせて恥ずかしくなったのは、恥ずかしい思い出です。

 

このように最初はびっくりそしてちょっと恥ずかしい思いをしますが、よくよくそのメッセージを見た時、な~んだ、コイツは男子トイレ環境を整えるため、快適におしっこができるように頑張ってくれてるんだな、とその優しさに触れ、感謝の気持ちが溢れてくると思います。

これが、なんのメッセージも書かれていなければ、うをぁ!びっくした!故障か!?などとあらぬ勘違いを招き、暮らし安心クラシアンもてんてこまいの状況に繋がりかねません。

 

つまり見えてなければ、驚かせ怖がらせ心配させるものを、一言のメッセージで安心させ落ち着かせ感謝させるこのメッセージは、なによりも、この世から成仏できず彷徨っている幽霊たちにこそ必要なものです。

 

人がいないときでもラップ音を響かせます。人がいないときでも家具類を動かします。人がいないときでも室温を下げます。人がいないときでも写真には写ります。人がいないときでもブランコを揺らします。

 

現世を生きるみなさんに伝えたいことがあるからです。残した家族に愛してると伝えたいからです。触れることは叶いませんがあなたの涙を拭いたいからです。

 

そんな愛が伝われば、生き辛い世の中でも少しはマシになるかもしれません。

TOTOさん、無理かもしれませんが、幽霊界にもこのメッセージを浸透させてもらえないでしょうか。

とても短いけど、愛を感じる、このメッセージを。